さあ、いよいよルネデュヴァンを使ったアロマの勉強をしていきたいと思います。
54種類のアロマを1番から順番に試していきます。記念すべき第1回目は、「レモン」のアロマです。
[ad#ad2]
まず、レモンのアロマは、白ワインのアロマを表現する際に使われるワードです。レモンなのでアロマのカテゴリーはもちろん、「果物」に分類されますね。さっそく香りをとってみたいと思います。
さて。香りを嗅いだ印象は、、、レモンそのままの香りといった印象です。笑
これはかなり分かりやすいアロマでした。レモンの香りは万人に共通する分かりやすい香りなので、他の言葉で表現する必要はないかと思いますが、嗅いだ瞬間に頭をよぎったのは、「レモン味のラムネ」や「レモン味のグミ」でした。
「香りは記憶を呼び覚ます」と言ったりもしますが、私の場合、幼い頃に食べたお菓子の記憶が甦りました。笑
レモンと表現される白ワインの品種としては、ソーヴィニョンブランやリースリングなどが挙げられます。特に冷涼な気候で育った白ぶどう品種の場合、このような柑橘系の香りがよく現れることがあります。ソーヴィニョンブランの場合、ボルドーのようなセミヨンをブレンドしたタイプよりも、より冷涼なニュージーランドのものであったり、ロワール地方のサンセールやプイィフュメのようなキリッとした酸をもつものに現れます。
ちなみに、ルネデュヴァン付属のテキストには、ノンヴィンテージのシャンパーニュの他に、ソーテルヌの甘口ワインや、アルザスのセレクション・ド・グラン・ノーブルといった甘口タイプにも、こういったレモンキャンディーのような香りが現れると書いてあります。
あれ?レモンキャンディー。
ジャン・ルノワールさんも幼い頃にレモンキャンディーを食べて育ったのでしょう。笑
レモンのアロマは分かりやすいと言っても、実際にワインの中に現れるアロマは一つだけではなく、その他の様々なアロマと混ざり合って、ごくわずかにしか感じ取れないことが通常です。なので、まずはしっかりとこのレモンのアロマを自分のものにし、実際のテイスティングの中で見つけ出すという作業が大切ですね。
次回のアロマは「グレープフルーツ」です。
スポンサーリンク
[ad#ad2]