中華料理に合うワインは?

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皆さんは中華料理を食べるとき、どんなお酒を飲みますか?

中華料理のお供と言えばやっぱり紹興酒が定番でしょうか。もちろんビールも良いですね。でもたまにはワインを合わせてみるのはいかがでしょうか?

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中華料理とワインって合うの?って思う方もいるかもしれません。

でもよく考えてみてください。

爆発的な経済成長に比例してワイン消費量も伸び続けている中国。今やワインマーケットの中心と言っても過言ではありません。

そんな中国の人たちが普段、日常的に食べている料理は何でしょうか?

それは中華料理です。

それならば、中華料理とワインを合わせるのもごく自然なことと言えるでしょう。

イギリスのワイン専門誌「デキャンター(Decanter)」のWEBサイトに、ワインとフードペアリングのプロ、Fiona Beckettさんの中華料理とワインのマリアージュに関する記事があったので、こちらを参考に、中華料理に合うワインについてご紹介したいと思います。

中華料理と飲むべきワイン(Wines to drink with Chinese food)/decanter.com

ワインと食のマリアージュについて

まず始めに、ワインのマリアージュを語るうえで、注意しなければいけないことが一つあります。それは、「この料理にはこのワインが合う」という絶対的な正解は存在しないということ。

「この料理にはAというワインが合う」

という人もいれば、

「この料理にはBというワイン以外考えられない」という人もいるでしょう。

つまり人間の味覚や感じ方は「人それぞれ」ということ。

それを言ったらおしまいでしょう、と思うかもしれません。でも、よく考えるとそれはごく自然なことなのです。

現在、世界には70億人を超える人たちが地球に暮らしています。人種や肌の色が違えば、話す言語も様々。もちろん食べるものだって違うのです。世界の人からすると、日本料理は繊細で、薄い味付けと言われます。韓国料理は辛いというイメージを日本人は持っていることでしょう。でもその国の人達からしたらその味わいが日常的であり、伝統的な味覚でもあるのです。日本人からすれば、ヨーロッパの料理は大味に感じることでしょう。このように、人間の味覚は、世界中で異なっているのです。ただ唯一、イギリス料理はマズいというのは世界共通の伝統ではあるようですが。

マリアージュのプロであるFiona Backettさんも、あくまで西洋人としての見方で中華料理とワインのマリアージュを紹介しています。

ぶどう品種から中華料理を選ぶ

中華料理は香辛料を使ったスパイシーな料理が多いため、一般的にはアロマティックな香りの豊かな白ワインが合うと言われています。でもやはり、合わせる中華料理によってそれも変わってきます。中華料理と言っても色々ありますからね。

ゲヴュルツトラミネール

ゲヴュルツトラミネールは、アロマティクなぶどう品種の代表格と言えるでしょう。ゲヴュルツ(Gewürz)は、ドイツ語で「香辛料」という意味をもち、よく「ライチの香り」と表現されることが多い白ワイン用のぶどう品種です。

Fionaさんによると、

「例えばゲヴュルツトラミネールは、アヒル料理との相性が素晴らしい」

と述べています。

鶏肉とは違い少し癖のあるカモ肉には、ゲヴュルツトラミネールのようなアロマ豊かな白ワインがこの独特なカモ肉の風味をかき消してくれるのでしょう。

ただし続けて、

「繊細なホタテ料理(貝料理)などでは、少しワインが強すぎてしまう」

と述べています。

リースリング

ドイツやフランスなどで、高級品種として人気の高いリースリング。きりっとした酸味が感じられる辛口タイプから、貴腐ワインのようなデザートワインまで、様々なタイプのワインで使われることが多い品種ですが、その中でも、辛口タイプのリースリングに関しては、広東料理との相性がばっちりです。

ただ、香辛料をふんだんに使った四川料理とはあまり相性が良いとは言えません。

「辛口タイプのリースリングは、スパイシーな四川料理とあまり相性が良いとは言えず、むしろこの場合、オフ・ドライ(やや辛口)タイプのリースリングの方が合う」

とされています。

トロンテス

トロンテスは、アルゼンチンの地場品種ですが、幅広い中華料理とマッチします。トロンテスの特徴は何と言っても芳香性の豊かなそのアロマティックな香り。しかしその香りとは裏腹に、ドライな味わいに仕上がることが多いので、中華料理では万能選手となります。

続いて、中華料理からワインを選ぶ方法を、Fionaさんがおススメするワインとともに紹介していきます。

中華料理からワインを選ぶ

点心

中華料理でも人気の点心と相性が良いのは、スパークリングワインです。特にブラン・ド・ブラン(白ぶどうから造られスパークリングのこと)のシャンパーニュがよくマッチします。よく冷やした辛口タイプのシェリーも良いでしょう。

甘酸っぱい料理

甘酢を使用した中華料理には、アロマティックなブレンドタイプの白ワインが良く合います。Fionaさんは、次の2つの白ワインをおススメしています。

ヒューゲル・ジョンティ(Hugel Gentil

フランス・アルザス地方の白ワイン。ゲヴュルツトラミネール、ピノグリ、リースリング、ミュスカ、シルヴァーナの5種類の品種をブレンドし、アロマティックな香りが特徴です。

テ・ワレ・ラ トウル(Te Whare Ra TORU)

ニュージーランドの銘醸地マールボロ地区で造られる白ワイン。TORUはマオリ語で「3」を意味し、リースリング、ピノグリ、ゲヴュルツトラミネールという3つのアロマティックな白ワイン品種をブレンドして造られます。3つぶどう品種の個性を見事に活かした、香り豊かな白ワインです。

テ・ワレ・ラ・トウル

四川料理

先ほども少し触れたように、四川料理には合うのはオフドライのリースリング。四川料理はその辛さが特徴なので、辛口のリースリングより、ほんのり甘みのあるリースリングを選びましょう。Fionaさんは、次の白ワインをおススメしています。

ジェフリー・グロセット・アーリア

南オーストラリア州、クレア・ヴァレーに所有する自社畑の中でも、標高の高い「アーリア」という特別区画のリースリングを使用。白い花やハーブなどの華やかな香りがとても心地よい、やや辛口タイプの白ワインです。田崎真也さんもベストバイに選出した一本。

ジェフリー・グロセット・アーリア

同様に、四川料理にはオフドライのロゼワインもよく合うとのこと。ただし、プロヴァンスのような淡い色合いの繊細なロゼワインは、やはり四川料理には負けてしまうようです。

北京ダック

中華料理の代表的存在、北京ダック。アメリカのオレゴン州やソノマ・ヴァレーのフルーティーなピノノワールが合います。フランス・ボジョレー地方で造られる「クリュ・ボジョレー」と呼ばれるワンランク上のボジョレーワインとも相性が抜群です。

もう少し力強い赤と中華料理を合わせたい場合、メルローを使用したフレッシュな若めのタイプか、GSMブレンド(グルナッシュ、シラー、ムールヴェードルのブレンド)の赤が合良いでしょう。

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